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まわるよ歯車

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黒埼ちとせは二度死ぬ


ちとちよループ理論が完成したので、ここにご報告いたします。
上手く伝えられるかどうかは分かりませんけど……。

あ、前回の記事もちゃんと見てね。




ということで「ちとちよループ理論」ってなんぞや?
という皆様、いきなりのトンチキ理論で混乱してることでしょう。
その説明の前に、基幹である白雪千夜についておさらいします。



<見た目はドストライク>




と言うことで彼女、
白雪千夜とは『黒埼ちとせお嬢さま』の従者として仕えてる身とはいえ、
その実態は別段メイドだとか雇われ人という事でも何でも無く、
ぶっちゃけてしまえば『お嬢さまとそれに仕える従者』というごっこ遊びなんですよね。



そして千夜の本質を表しているだろうシーンがコレ。





<それでも、と言い続けろシラーユキ>

ざっと纏めると白雪千夜とは、
自分の存在意義を失うも、それでも自身が存在する意味を求めている。
訳ですね。
そして、かつて全てを失った中で見つけた意義が「ちとせお嬢さまのお世話」なのです。

ただ、それを自身の存在意義と定義しつつも「果してそれは本当に絶対的な”意味”なのか?」
という物を探し続けてもいる。
そんな千夜だからこそ、ちとせも

と、言うように千夜を外の世界へと送り出そうとするわけです。
仮に千夜が「ちとせお嬢さまの世話」を絶対的な存在意義として定義していたとしたら、
おそらくちとせの性格上
「しょうがないから一緒に死んじゃおっか?」みたいなノリだったでしょう。
っていうかあいつはそう云う事言う。俺は詳しいんだ。(彼氏面)

そんな訳で、
従者の役割を演じるという従順そうで、
その実アホほど頑固でめちゃくちゃ自我の強い千夜ちゃんが、
モバマスというP(プレイヤー)と一対一で向き合う世界でどのようになっているかというと、






<投稿者コメントは当時の心境そのままです。>

はい。
「はい、じゃないが。ちゃんと説明しろ」

そういうことでモバマス世界の千夜、
一見するとデレステ世界と違いが無いように見えますが、
なんだかちょっと違和感がある。
これはデレステ発の他の三人(ちとせ、凪、颯)も同様なのですが、それはまた別のお話。
焦点を千夜に戻して、具体的にどう違和感があるのかというと、







こちらが、デレステの千夜。

態度はとげっちぃが「アイドルをする」という事に関しては
割合ポジティブな反応なんですよね。
そもそもPに対して態度が悪いというか言葉を選ばないのは、
元々千夜がそういう『無礼』なキャラではなく、
それはVelvetRoseイベコミュでの杏やクラスメイトへの態度を見れば明白で、
距離が近いというか、
おそらく千夜はPを「自分と同類の存在」、『仲間』か何かだと思っている節があるのです。

故に一歩引いた態度、つまり敬語(丁寧語)を使わず、割とフラットに接しているんですね。

それでも(暗黙の了解ではあるが)年上に対してその態度はどうなのか、と言うこともあるが、
それはそれでまた別の問題である「白雪千夜は大人になりたい子供である」という事と
関係するのですが、それは今回の話には直接関与しないのでオミット。

閑話休題。

そして千夜が「アイドルをする」と言うことに関してポジティブなのは、
前述した「全てを失っても尚残った自分の”意味”とは何なのか」を探している千夜にとって、
その『アイドル』は自分(千夜)に何をもたらすのか、
存在する”意味”たり得るだろうかを知ろうとしてるわけですね。
なので、本人は無自覚でしょうが「アイドルをする」という事に関して
ポジティブに向き合ってるわけです。

そうして特訓させていくと






めっちゃウキウキだな!お前な!





しかし、それはそれとして初期衣装をボロクソ言うのは、
やはり「意味を探す」という千夜の思惑を鑑みれば、
「お嬢さまの僕《しもべ》ではない自らの意義を求めたのに、
従者の象徴であるメイド服着せるとかばかなの?死ぬの?」って感じも含んでいるのでしょう。

ともかく、デレステ世界において
単なる『お嬢さまの僕《しもべ》=上下関係』ではなく
『価値ある存在を引き立たせる=並列関係』という
新たな意義の獲得と黒埼ちとせとの関係の再定義を果たしSSRがやって来るわけですが……。



千夜SSRはないから画像もないよ。(かなしみ)






さて、という訳でモバマスの千夜を改めて見てみましょう。






全部貼るのは面倒だから止めるけど。

デレステ世界の千夜と比べてどうでしょう、
全体的にやる気が無いというか覇気が無いというか
アイドルに対して消極的ではありませんか?

まぁ、でもデレステでもこんな感じだったし、
VelvetRoseイベという前提がなければこういう感じかな?
って割合スルーしてました。

ただね、そのイベントがないのに、
じゃあなんでコイツはアイドルをし続けているのか?

そもそも、
「ちとせが千夜をPの元に送り出した」動機自体が不明(ちとせがアイドルになったかどうかすら不明)な
モバマス世界において、
本当になんでコイツはアイドルをしているのか?
一応「お嬢さまに言われて来た」という前提は共有ですけれど。

そして『あいさつ』の欄を見比べて、
感じた違和感の原因が分かったんですが、
「意志の強さ」というのがすっぽり抜け落ちてるんですよね。要するに。



変な話、ちとせ関係なく千夜は『意思』というのは持ち合わせてるんですよね。
だから「ちとせお嬢さまには従う」と自らの意思で決めているので揺るがないし、
Pに対しては「お嬢さまの命令だからお前に従ってるだけで、変なことしたら刃向かうからな」という態度。
それがモバマス世界に来た途端にそれを失っている。

動画コメントでも書いていたように、
当時は「ちとせが死ぬ定めにないから千夜をガチガチに縛り付けている」
と考えていたのですが、
モバちとせの様子を見ると、どうにもそれは無い。


ならばモバ世界で千夜が”違う”理由とは……?




まるで自我を喪失したような様相の原因とは……?




喪失……?






















まさか、このカード(初期千夜)では黒埼ちとせは既に死んでいる……?





















「え、こわ。ホラーかよ」と思った貴方。そうではありません。
モバマス世界においても黒埼ちとせは生きています。
が、それは世界線での話。
時間軸、特に固有の物がカード毎に異なるとしたら?
年齢が同じなのに学年が違うという他所のポカ(ポカ言うな)を設定として組み込んでいたら……?



ということで、「ちとせが死んでいてもう居ない」
という前提で千夜のカードを見てみると、
なんというか、違和感のピースが綺麗に嵌まってしまうのですね、これがな。

特に決定的なのがコレ。



デレステと同一であると思っていると看過してしまうが、
『ちとせが死んでいる』という前提で見ると、
確かに「かつて」という言い方はおかしい。
それはまるで「仕えていた昔を思い、今は仕えていない事実の確認」という風にも捉えられるからです。

そしてそれは特訓後の『あいさつ』にも現われていて、






初期衣装をボロクソ言うのは変わらないけれど、
『ちとせが死んでいる』という前提で改めてみると




デレステでは「気に入るだろう」と予測しているのに、
モバマスでは「嫌われるかどうか」を気にしている。

これはつまり、
「悪趣味=既に存在しない主人に仕えさせる」
「そして故人の反応など知ることは出来ない」
という複合要素による不快感の発言が
『ちとせの不在』の証左となるのではないのだろうか。



ちなみに、この「お嬢さまがそう願ったから」も
くっそ重いセリフになりますねクォレハ……。


「んで、じゃあちとせが死んでいたとしてモバでは千夜はどうなるの?」
と疑問に持つでしょう。私も持つでしょう。いや持つ。持った。


結論としては「どーにもならない」です。
まず前提として
『ちとせがアイドルになったから死後千夜もアイドルにしようとした』
という場合は、ちとせがアイドルになった経緯がデレステままなら、
そのままデレステ√に入ってしまうので、
明らかに単独でアイドルになっているモバ千夜には当て嵌まらず、
そうなると
『ちとせがアイドルにならずに死んだが遺言か何かで千夜をアイドル事務所に向かわせた』
となるが、その場合千夜がアイドルになる意義を持てないし、
実際モバのカード(初期千夜)では確かに意義を持てていないのです。

ただ「Pがちとせを知っている」場合、更に分岐し、
「メイド衣装を着せることにより、
既にいないちとせという存在と関係性を保持し続けられる」
という更なる意義を発生させられますが、
ご覧の通りモバマスの千夜はそういう”気づき”を得ていない為、
その意味合いは”存在していない”のでしょう。



とどのつまり、モバでの初期千夜はもう詰んでいる。と言っても過言ではありません。








そして、ここからが『ちとちよループ理論』です。





「ちとせが死んだ状態で千夜をアイドルにしてもどのみち詰むのであれば、
時計の針を戻してやり直せば良い」



です。

そして実際、デレマスの世界はいわゆるサザエさん時空。
ある種のループ、あるいはらせん構造の世界です。

さらに別時空にはデレステという世界線も存在する。


ならば……。


そう、つまり『ちとちよループ理論』とは
「モバマスの初期千夜を”一周目”とし、デレステの世界を”二周目”とする」のです。

何を言ってるのか分からんと思うが、私も何を言ってるのかよく分からない。












まーこれは、元々千夜の為の理論ではなく、
ちとせの正体が余りにも不明だったのであれこれ考えている内に、
「そもそも黒埼ちとせとは『白雪千夜の物語』のサブキャラクターではないのか?」
という考えの補強のための理論でした。

なので、元々「デレステ世界のVelvetRoseが二周目なのでは?」
という仮説の裏付けとしてモバ千夜の分析をしていたので、
思考の流れとして大分前後が逆転してるため分かりづらいんですね。

反省反省♪



話を戻して。



そして「そんな謎理論、そもそも必要なの?」と思いでしょう。
必要なんです。
それはVelvetRoseのハッピーエンドの為ではなく、
「黒埼ちとせ」と「白雪千夜」のトゥルーエンドの為に。


さて、

ちとちよの根本的な話として、
この二人、元々の問題が別々なんですよね。
厳密には「問題は白雪千夜にしか存在してない」のですが。

詳しくは前回の記事を参照してもらうことにして、
その根本的な問題に対してデレステPひいてはVelvetRoseイベントは
解答として正当な物かどうかですが、
結論から言えば失敗と言わざるをえません。

なぜならば千夜は「自らの絶対的な意味を探し続けている」のに、
結局「ちとせが死んだ以後、お前はどうするんだ?」という命題に対して
なんら明瞭な解を得ていないんですよね。
アイドル活動もちとせに依存してるのは変わりないので。
そしてそれはひるがえりモバ千夜に降りかかった命題であり、
モバの千夜もどうにも”自分自身と向き合って”特訓しても解を得ていない様子。

「VelvetRoseとして再定義されたから解決した(する)のでは?」
と思う方も居るでしょうが、
あれも関係性の再定義をしただけであり、そもそも問題にすら触れていませんね。
あくまでも『リスタート』もしくは『リセット』であり『エンドマーク』ではないのです。

そして私は
「失敗してるんじゃないかなとは思うけど、
この物語性の重さならなにか特殊なイベントやら何やらで補完するのでは?」
と、最初の頃は考えていたし
他のアイドルの出番を明確に奪う行為ではないかと危惧していたことでした。

しかし、半年以上経った現在、
なにか彼女達に”特殊”な事をしたかと言えばそんな気配はありません。

「周年曲歌ったじゃねーかよ!」とか反論されそうですが、
『物語』という点で見れば扱い方は他のアイドルとなんら変わらないのです。
コミュも別に要素は撒きつつも
白雪千夜(と、ちとせ)の抱えた問題を掘り下げようとはしなかったでしょ?

とどのつまり、
「公式は提示(暗示)された千夜の命題を解決する気はない」という事なんですね。
そしてそれはデレマス世界におけるほぼ全てのアイドルに課せられた
『アイドルをし続けるための呪い』でもあります。
これはちとせも同様で「アイドルをし続けるために死ぬことは許されない」んです。
まぁ、この辺りはおいおい話すとして。

話を戻して。

そして、その「公式が解決する気が無い問題」に対して我々はどうすべきか?



なにも深く考える必要はありません。
単なるユーザーであるならば、公式が供給する『VelvetRose』に満足すれば良いのです。
素直が一番!ラブ&ピース!
そしてデレステ世界でアイドルをし続ける限り、ちとせも生存し続ける!
やったぜ!ラブ&ピース!
















じゃねぇよ!千夜もちとせもデレステ世界じゃ結局救われねーじゃねーか!

と憤りを覚えた私みたいな人。

そうです、結局の所「それって根本的な解決にはなりませんよね?」
と言いたくなるような問題の先送りであり、
デレステ世界のままでは行き着く果ては
やはりちとせの死とモバ初期千夜の状態のリフレインでしかないのです。

ただ前述の通り
「ちとせをPが知っているので、
ふざけたメイド服もどきがちとせを想い続ける象徴となり得る」
希望は残りますが、やはり心の灯が付き続けるのは難しいと言わざるを得ません。
まぁ、P(プレイヤー)が頑張って更に物語を紡げればあるいは──













しかし救いはあります。


その為の『ちとちよループ理論』です。





一周目もダメ、二周目もダメなら、三週目に行けば良いのです。





そして、その入り口はもう既に公式に存在している。











To be continued....
『黒埼ちとせにとってデレマス(モバマス)世界は──』




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